黒耀石(obsidian)
皆さんまいどです^^
ブッシュクラフトではよく登場する火打金と火打石ですが今回は
火打石(チャート)のほうを取り上げたいと思います。
簡単に言うと石に鉄を打ち付けて火花を散らして火を熾すのですが
石なら何でもいいのか?と言う訳ではなく。
チャートと言われる鉄よりも硬い石であることが重要です。
鉄を削るので同等かそれよりも硬いモース硬度5~7位が理想です。
瑪瑙や石英などは硬度7なので火打石によく使われる石です。
ちなみにダイヤモンドはモース硬度10です。
でも火打金で叩いたら多分割れちゃうけど。。。
硬いと強いは別の話で衝撃には大変弱いのです。

黒耀石(obsidian)
それでボクが散々、色々なチャートを火打石として試してみた結果
チャートの中でも黒耀石が最も火打石に向いていると思いました。
黒耀石を使って鏃や石器ナイフを作る人はいるけど
火打石に使っている人はあまり見かけません。
多分ボクが思うに瑪瑙や石英といった石に比べてモース硬度が5~5.5と低く
ギリギリ火花が散らせる硬さなのであえて試さなかったのかもしれない。
ただこの黒耀石には他のチャートにはない特徴があります。
またその特徴が火打石に向いている所以でもあります。

それはこの肉も切れるほど鋭く尖った断面です。
黒耀石より硬度の高い石は他にも沢山あります。
しかしそれらは全て火打金で叩いて使用して行くうちに角が削れてどうしても丸くなっていきます。
そうするととたんに火花が散らしにくくなります。
反面、黒耀石はその特徴からいくら叩いてもいつまでも面が尖ったままなので
石が持てないくらい小さくならない限り永続的に角を保つ事が出来ます。
火打石で重要なのは最初にも言いました硬さも大変重要ですが
それよりも重要なのが角がよく尖っている事なのです。
「角 とれて 打つ人もなし火打石」
昔の人は道具に例えてよく言ったもの。。。これこそまさにロストカルチャー。。。
色々意味が深いわ^^;
※黒耀石ですが石と言うより天然のガラスなので火打石として使用する場合
尖った破片や角で指を切らないよう十分注意して下さい。

ちなみにボクの住んでる松本市から近くの霧ヶ峰周辺や和田峠は黒耀石の産地だったりします。
写真の巨大な黒耀石の塊は長和町の星糞峠(ほしくそとうげ)にある黒耀石体験ミュージアムのものです。
一緒に訪れた息子が黒耀石にやけに反応しているので、おお!石器にも興味があるのか!と思いきや。
マインクラフトと言うゲームに黒耀石が登場するので反応してるだけでした。
本物が見れてよかったな~息子よ^^;

諏訪湖から星糞峠一帯には縄文時代、集落が群生していたらしく
彼らにとって黒耀石は物々交換としての貴重な収入源だったと思われる。
これだけ人が密集して住んでいたと言うことはさほどの争いも無く豊かな地域だったんやろうな~^^
こちらの地域では黒耀石のことを「星糞」と言っていたそうです。
※この一帯は私有地で勝手な鉱物等の採集は禁止になっています。
黒耀石はミュージアムショップのほうで購入できます^^
手のひらサイズで500円安い!

まさにブッシュクラフトワークの原点と言ったところ。
ボクの和式ブッシュクラフトワークと通じるものがあるので
この辺りはもう少し掘り下げないとダメやね。。。今後の課題。

星糞峠は大変自然豊かな素敵なところなので皆さん機会があれば
是非お出かけしてみて下さい。
この写真だけみたらフィンランドみたいや~もちろん行ったことないけど。。。^^;
ではでは!
ブッシュクラフトではよく登場する火打金と火打石ですが今回は
火打石(チャート)のほうを取り上げたいと思います。
簡単に言うと石に鉄を打ち付けて火花を散らして火を熾すのですが
石なら何でもいいのか?と言う訳ではなく。
チャートと言われる鉄よりも硬い石であることが重要です。
鉄を削るので同等かそれよりも硬いモース硬度5~7位が理想です。
瑪瑙や石英などは硬度7なので火打石によく使われる石です。
ちなみにダイヤモンドはモース硬度10です。
でも火打金で叩いたら多分割れちゃうけど。。。
硬いと強いは別の話で衝撃には大変弱いのです。

黒耀石(obsidian)
それでボクが散々、色々なチャートを火打石として試してみた結果
チャートの中でも黒耀石が最も火打石に向いていると思いました。
黒耀石を使って鏃や石器ナイフを作る人はいるけど
火打石に使っている人はあまり見かけません。
多分ボクが思うに瑪瑙や石英といった石に比べてモース硬度が5~5.5と低く
ギリギリ火花が散らせる硬さなのであえて試さなかったのかもしれない。
ただこの黒耀石には他のチャートにはない特徴があります。
またその特徴が火打石に向いている所以でもあります。

それはこの肉も切れるほど鋭く尖った断面です。
黒耀石より硬度の高い石は他にも沢山あります。
しかしそれらは全て火打金で叩いて使用して行くうちに角が削れてどうしても丸くなっていきます。
そうするととたんに火花が散らしにくくなります。
反面、黒耀石はその特徴からいくら叩いてもいつまでも面が尖ったままなので
石が持てないくらい小さくならない限り永続的に角を保つ事が出来ます。
火打石で重要なのは最初にも言いました硬さも大変重要ですが
それよりも重要なのが角がよく尖っている事なのです。
「角 とれて 打つ人もなし火打石」
昔の人は道具に例えてよく言ったもの。。。これこそまさにロストカルチャー。。。
色々意味が深いわ^^;
※黒耀石ですが石と言うより天然のガラスなので火打石として使用する場合
尖った破片や角で指を切らないよう十分注意して下さい。

ちなみにボクの住んでる松本市から近くの霧ヶ峰周辺や和田峠は黒耀石の産地だったりします。
写真の巨大な黒耀石の塊は長和町の星糞峠(ほしくそとうげ)にある黒耀石体験ミュージアムのものです。
一緒に訪れた息子が黒耀石にやけに反応しているので、おお!石器にも興味があるのか!と思いきや。
マインクラフトと言うゲームに黒耀石が登場するので反応してるだけでした。
本物が見れてよかったな~息子よ^^;

諏訪湖から星糞峠一帯には縄文時代、集落が群生していたらしく
彼らにとって黒耀石は物々交換としての貴重な収入源だったと思われる。
これだけ人が密集して住んでいたと言うことはさほどの争いも無く豊かな地域だったんやろうな~^^
こちらの地域では黒耀石のことを「星糞」と言っていたそうです。
※この一帯は私有地で勝手な鉱物等の採集は禁止になっています。
黒耀石はミュージアムショップのほうで購入できます^^
手のひらサイズで500円安い!

まさにブッシュクラフトワークの原点と言ったところ。
ボクの和式ブッシュクラフトワークと通じるものがあるので
この辺りはもう少し掘り下げないとダメやね。。。今後の課題。

星糞峠は大変自然豊かな素敵なところなので皆さん機会があれば
是非お出かけしてみて下さい。
この写真だけみたらフィンランドみたいや~もちろん行ったことないけど。。。^^;
ではでは!