絵描きゴトキャンプゴト。

スズキサトルのイラストやアウトドア活動を紹介していくブログ。

能登マキリ(間切り・魔切り包丁)

皆さんまいどです^^

前回、大泉さんのプーッコを紹介した際にも出て来た
日本古来の刃物「マキリ」小刀を紹介したいと思います。
ボクに片刃の良さを再確認させてくれた和式刃物です。

また同じマキリでも北海道のアイヌ民族に伝わる装飾の美しいマキリもありますが
今回ボクが紹介するのは北陸・東北地方の漁師達に愛用されてきた能登マキリです。

能登マキリ_00s
能登マキリ(Noto Makiri)
ブレード長:約100mm(鍛造/ドロップポイント/ナロータング/片刃)
刃厚:約3mm
鋼材:不明
※写真のマキリはハンドル材シース等カスタムしてあります。


実はこのマキリはボクのお山の先生からの頂き物。
いつも貰ってばっかりで申し訳ない。。。^^;

能登マキリ_01s
一度、柄から刃を外して焼き入れをし直し研ぎ直した。
すると両刃とは全く違う鋭い切れ味にビックリ!^^;
そりゃ、和食の板前さんは片刃の和包丁使うわ〜と言う感じ。

能登マキリ_02s
片刃の刃物は切った際に食材が刃に貼り付かないように
裏スキ(凹)がしてある物が多いです。

両刃の刃物の要領で薪をバトニングした際は片側に湾曲しながら
刃が深く入る傾向があるので上手く割るには少々コツがいる。
ただ、これもマタギの「フクロナガサ」同様、使い手が刃物に
合わせてスキルが上がればいいだけの話である。

能登マキリ_03s
片刃のようなエッジ角が狭く切れ味鋭いタイプはこの柄から
刃が始まる構造のおかげで砥石で刃を大変ケアしやすい。
鋼材にもよるがどの刃物も基本は同じである。

・刃の身幅が狭い=切れ味はいいが刃持ちが悪い。
・刃の身幅が広い=切れ味は鈍いが刃持ちがいい。

能登マキリ_04s
一般の能登マキリは和鉄のような柔らかい鋼材を主に使用している。
それは本来、魚を捌いたりするのが目的なので現場での研ぎやすさを
優先させているからだと思われる。

刃厚は約3mm程度はあるがブッシュクラフトナイフのようなハードな
バトニングにはあまり向かない、と言うか普通のマキリではやってはいけない。
粘りはあるが柔らかいのでタングや刃が曲がってしまう。。。^^;
なのでボクは硬い鋼材を使用したフルタングのマキリナイフがあれば
最高の和式ブッシュクラフトナイフが出来上がると思っている。

能登マキリ_05s
あと最近は野外での活動でナイフ類はベルトに通すことが殆ど無くなった。
現在は真田紐を「鉈結び」で腰に掛けるスタイル。
そうなった理由もまた追々紹介したいと思います^^

能登マキリ_06s
追記:そう言えば片刃の切れ味を載せるの忘れてました^^;
試しにフェザーを作るとこんな感じに切れるのが特徴。
ボクでもこんなんやから上手い人はもっと薄く切れると思う。

ではでは!

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SUZUKI SATORU        スズキサトル

Author:SUZUKI SATORU        スズキサトル
かれこれ20年以上イラストレーターをしております。日本ではまだ馴染みの少ないブッシュクラフトワークを中心としたキャンプスタイルを絵本やイラストとともに提案しております。

『イタリア・ボローニャ
国際絵本原画展』
ノンフィクション部門
2011・2012・2013年度入選

日本理科美術協会会員

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