ポケット砥石のススメ。
皆さんまいどです^^
今回の記事は意外と皆さんの質問の中でも多い砥石についてですが長いので
先に言ってしまうと、ボクの研ぎ方は「野外での実用的な研ぎ方」です。
じっくり綺麗に研ぎたい方には余り意味の無い記事かもしれません^^;
と言う事で今現在ボクが使っている砥石を紹介したいと思います。
基本は野外で研ぐことを前提に想定しているのでボクの場合
ダイヤモンドシャープナーをメインとした構成になっています。
まずボクのブッシュクラフトワークに使用する刃物には
高価な天然砥石類は必要ないうえ宝の持ち腐れのように感じました。
例えば砥石の番手を♯800〜♯1200〜♯3000〜♯6000→と上げていって
最終的には刃を革砥でカエリを取って仕上げていくのですが
工芸品のような刃物やプロが扱う様な包丁やノミや鉋ならともかく、
薪や自然木をバトニング等でハードに割る様な作業がメインのガテン系
ブッシュクラフトナイフだとあまり意味がありません^^;
作業後は刃にキズやカケはつきものなのでせっかく綺麗に仕上げても勿体ないです。
しかも水砥石の場合、刃を研いでいるうちに必ず砥石の面がへこんでくるので
ちゃんと刃を付けるには頻繁に面出しをしないといけないので余計に面倒です。
なので時間も手間も掛かる水砥石はもう殆ど使わなくなりました。

●上から修正用のダイヤモンドヤスリ。これで一気に刃の欠けを修正します。
●その下のファルクニーベンのDC4は片面がダイヤモンドシャープナーで
もう片面が仕上げ用セラミックシャープナー。普通に使う分にはこれで充分。
●続いて同じくファルクニーベンのD3tとCC4なんだけどこれは野外用に
是非セットで揃えたほうがいいです。D3tはダイヤモンドの荒砥。
CC4は最終仕上げのフィニッシュ用。この2つで必要な砥石は充分。
●あともしセレーション(波刃)やカービングナイフ等の特殊ナイフの場合は
スティックタイプのセラミックシャープナーがあるといいです。
ボクはこのビクトリノックスのデュアルシャープナーを使ってます。
●最後は丸革砥。棒状だと湾曲刃のカエリも取れる。
研いで行くと刃先にカエリと言うバリのようなものが出ててくるので
最後はこれを革砥で取ってやります。これをやると産毛が剃れます。

あとポケットシャープナーの使い方なのですが、ボクの研ぎ方は
「鎌研ぎ」というやり方で行なっています。
これは農家の方が鎌を研ぐ方法で「鎌研ぎ用砥石」と言うものがあるくらい。
最初にこれを試したときはとてもナイフに合うやり方だと目から鱗でした。
この鎌研ぎは難しい長物や湾曲した刃も研ぐ事が出来るうえ
大きな水砥石の上で角度を保ちながら刃を動かすよりも小さな砥石のほうを
刃の上で動かすほうが大変楽だし刃も比較的綺麗に研ぐ事ができます。
ポイントは写真の様に刃の角度は固定で、砥石を上下に平行して
研ぐ事です。あまり力は入れずに乗せた砥石の重さだけで研いで下さい。

最後に刃の先にバリの様なカエリが出てきたら革砥で取ってやると
切れ味が大変良くなります。
ただ砥石と違って革なので刃の方向(赤×←)には動かさないでね^^;

なので最終的にはこのCC4とD3tがあれば野外でのシャープニングは事足りることに!
今までの時間と手間の砥石の研ぎ方は何だったんだろうと思うくらいです^^;
しかもダイヤモンドシャープナーのD3tは超薄いので写真のCC4のケースと一緒に
収納出来ちゃう。これに革砥があればいいけど、革のベルトでも代用出来るしね^^
ちなみにこのファルクニーベンのダイヤモンドシャープナーは
サバイバルJPさんがどこよりもお手頃価格。
ちなみに天然砥石のいいやつなんて1本10〜30万円ぐらいするんですって!

追記:「CC4でどのくらいの仕上げになるかのか?」と言う問い合わせが
多数ありましたのでイーバリンプーッコテイダスのナイフを例に
最終仕上げをしてみたので写真を添付します。
このナイフは箱出しからでもとても良く切れるナイフですが、さらにCC4で研いだ
事により格段に切れ味が良くなりました。丁寧に研げば仕上げも鏡面近くなります。
ダイヤモンドヤスリで成型→DC4→CC4→革砥といった順番です。
イーバリンプーッコテイダスのナイフは低価格なので初めての研ぎの練習用にも丁度いいです^^
ではでは!
今回の記事は意外と皆さんの質問の中でも多い砥石についてですが長いので
先に言ってしまうと、ボクの研ぎ方は「野外での実用的な研ぎ方」です。
じっくり綺麗に研ぎたい方には余り意味の無い記事かもしれません^^;
と言う事で今現在ボクが使っている砥石を紹介したいと思います。
基本は野外で研ぐことを前提に想定しているのでボクの場合
ダイヤモンドシャープナーをメインとした構成になっています。
まずボクのブッシュクラフトワークに使用する刃物には
高価な天然砥石類は必要ないうえ宝の持ち腐れのように感じました。
例えば砥石の番手を♯800〜♯1200〜♯3000〜♯6000→と上げていって
最終的には刃を革砥でカエリを取って仕上げていくのですが
工芸品のような刃物やプロが扱う様な包丁やノミや鉋ならともかく、
薪や自然木をバトニング等でハードに割る様な作業がメインのガテン系
ブッシュクラフトナイフだとあまり意味がありません^^;
作業後は刃にキズやカケはつきものなのでせっかく綺麗に仕上げても勿体ないです。
しかも水砥石の場合、刃を研いでいるうちに必ず砥石の面がへこんでくるので
ちゃんと刃を付けるには頻繁に面出しをしないといけないので余計に面倒です。
なので時間も手間も掛かる水砥石はもう殆ど使わなくなりました。

●上から修正用のダイヤモンドヤスリ。これで一気に刃の欠けを修正します。
●その下のファルクニーベンのDC4は片面がダイヤモンドシャープナーで
もう片面が仕上げ用セラミックシャープナー。普通に使う分にはこれで充分。
●続いて同じくファルクニーベンのD3tとCC4なんだけどこれは野外用に
是非セットで揃えたほうがいいです。D3tはダイヤモンドの荒砥。
CC4は最終仕上げのフィニッシュ用。この2つで必要な砥石は充分。
●あともしセレーション(波刃)やカービングナイフ等の特殊ナイフの場合は
スティックタイプのセラミックシャープナーがあるといいです。
ボクはこのビクトリノックスのデュアルシャープナーを使ってます。
●最後は丸革砥。棒状だと湾曲刃のカエリも取れる。
研いで行くと刃先にカエリと言うバリのようなものが出ててくるので
最後はこれを革砥で取ってやります。これをやると産毛が剃れます。

あとポケットシャープナーの使い方なのですが、ボクの研ぎ方は
「鎌研ぎ」というやり方で行なっています。
これは農家の方が鎌を研ぐ方法で「鎌研ぎ用砥石」と言うものがあるくらい。
最初にこれを試したときはとてもナイフに合うやり方だと目から鱗でした。
この鎌研ぎは難しい長物や湾曲した刃も研ぐ事が出来るうえ
大きな水砥石の上で角度を保ちながら刃を動かすよりも小さな砥石のほうを
刃の上で動かすほうが大変楽だし刃も比較的綺麗に研ぐ事ができます。
ポイントは写真の様に刃の角度は固定で、砥石を上下に平行して
研ぐ事です。あまり力は入れずに乗せた砥石の重さだけで研いで下さい。

最後に刃の先にバリの様なカエリが出てきたら革砥で取ってやると
切れ味が大変良くなります。
ただ砥石と違って革なので刃の方向(赤×←)には動かさないでね^^;

なので最終的にはこのCC4とD3tがあれば野外でのシャープニングは事足りることに!
今までの時間と手間の砥石の研ぎ方は何だったんだろうと思うくらいです^^;
しかもダイヤモンドシャープナーのD3tは超薄いので写真のCC4のケースと一緒に
収納出来ちゃう。これに革砥があればいいけど、革のベルトでも代用出来るしね^^
ちなみにこのファルクニーベンのダイヤモンドシャープナーは
サバイバルJPさんがどこよりもお手頃価格。
ちなみに天然砥石のいいやつなんて1本10〜30万円ぐらいするんですって!

追記:「CC4でどのくらいの仕上げになるかのか?」と言う問い合わせが
多数ありましたのでイーバリンプーッコテイダスのナイフを例に
最終仕上げをしてみたので写真を添付します。
このナイフは箱出しからでもとても良く切れるナイフですが、さらにCC4で研いだ
事により格段に切れ味が良くなりました。丁寧に研げば仕上げも鏡面近くなります。
ダイヤモンドヤスリで成型→DC4→CC4→革砥といった順番です。
イーバリンプーッコテイダスのナイフは低価格なので初めての研ぎの練習用にも丁度いいです^^
ではでは!