絵描きゴトキャンプゴト。

スズキサトルのイラストやアウトドア活動を紹介していくブログ。

The Exhibition of Digital Archive 博物図譜とデジタルアーカイブ

皆さんまいどです〜^^

最近、身震いするくらいええ本に出会えたので紹介いたします〜。
ボクみたいなノンフィクション系のイラストレーターには絶対お薦めです。

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The Exhibition of Digital Archive(博物図譜とデジタルアーカイブ)

元々は武蔵野美術大学 美術館・図書館と作家の荒俣宏先生が所蔵する博物図譜資料を
書籍化したもので、本来はデジタル化したものがメインのようです。
詳しい概要はこちらを参照してみて下さい〜。
『博物図譜とデジタルアーカイブ』http://www.musabi.ac.jp/exhibit/10_hakubutsu/gaiyo.html

内容も凄いけど本自体の装丁もかなり質感いいです。
これが1冊1000円とはとても思えない恐ろしいクオリティーです(汗)
全図録は1〜5巻まであって、人気のせいか1巻はもう既に売り切れ。。。
商業目的ではないので今後の再販の予定はないそうです。
欲しいと思った人は武蔵野美術大学 美術館・図書館へメールか電話やで〜!
『武蔵野美術大学 美術館・図書館』
http://mauml.musabi.ac.jp/


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古書っぽい感じを出すためにカバーは印刷で汚しを入れてるし、、、

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ボクも初めて見たけどこのフランス装、とてもセンスがあってかっこええ。
従来の製本とは違い糸ではなく糊付けで製本しているので自分の好きなように
ページや表紙をカスタムできるようです。なんてフランス的!
でも、ボクはこのままでええや〜^^;
ボクがブッシュクラフトワークの本出す時にやりたいな。

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この見せ方!!

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一目見ていいタコ!

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いいクラゲ!

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ブログでは一部しか見せれないのが残念。。。

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いや〜、もうどの絵を見ても。。。

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素晴らし過ぎて。。。

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ノックアウトですわ(笑)

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特にええのがこの銅版画のシリーズ。

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この本の全ての絵がまだ写真が登場していなかった航海時代のものやと思うけど、
絵から物凄いフロンティア感が伝わってくる、まだ絵描きが探検家と一緒に
世界中を旅してた時代なんやろうな〜、ええ時代やな〜。

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あぁ〜、こんなん見てたらこんなん欲しなるやん。
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『Kaufmann Mercantile 』Iverson wooden snowshoes (Beavertail)

これ以上の本もう二度と出えへんのちゃうかな〜。
こんな素晴らしい本を世に出して下さった荒俣先生や美術館・図書館の皆さん
ほんまにありがとうございます〜。

ほなほな〜^^

ひよこ・たぬきアトリエ ブーメランであそぼう!板橋区立美術館

お知らせです〜^^

来月の12月1日に板橋区立美術館さんのひよこ・たぬきアトリエにて
ボクのワークショップ『ブーメランで遊ぼう』を開催します。

絵を描いたり工作が好きな方はもちろんアウトドアが好きな方も
どなたもこなたも是非々お越し下さい〜。
ボクは作るのそこそこ、美術館の裏山の広場でみんなと一緒に
ブーメランを飛ばして遊びたいな〜。

ひよこ・たぬきアトリエ 『ブーメランであそぼう!』
http://www.itabashiartmuseum.jp/art/lecture/lc2012-13.html

場所:〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27 『板橋区立美術館』
時間:12月1日(土)10:00~12:00 ひよこアトリエ/14:00~16:00 たぬきアトリエ
持ちもの:なんももってこうへんでええで〜。
定員:各回 親子10組
参加費:一組500円(材料費込!)
申し込み:板橋区立美術館 ひよこ・たぬき係までお電話やで〜。(先着順)
     受付 2012年11月17日(土)9:00より 電話 03-3979-3251


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ちなみにこのブーメランはウチの息子(5歳)が描いたものです〜^^
幼稚園、保育園ぐらいの子はお父さんお母さんに手伝ってもうらおうね!

ご興味ある方は是非々〜。

ブーメランはお父さんがハマるかもね^^
ほなほな〜!

SWAG BEDROLL

皆さんまいどです〜^^

最近、ボクがめっちゃ気になるのが『SWAG』(スワグ?)という
防水キャンバス生地のロールブランケットです。
正確には現在のビビィサックの原型に近いかもです。

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コレどこかで見たかと思ったらボクのキャンプのお手本と言っても過言でない絵本。
『よあけ』("DAWN" Uri Shulevitz)にもばっちりと登場してます。
さすがユリーさんやで〜先を行ってるわ(笑)。

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『Swagman』
ボク最近こうゆうのがかっこいいと思ってきました〜、本物や。。。^^;
このSwag、元々はまだ車での移動手段がなかった時代の
オーストラリアやニュージーランドの鉱山労働者や農業労働者が
長距離を移動するための携帯用シェルターやったみたいです。
このロールの中に旅に必要な物を一式まとめて収納してたと思う。
つまり、これ1つで寝袋+テント+ザックの役目を果たしてたんやな〜、
理にかなってるわ。
アメリカのカウボーイもよく馬の背に載せてたんは多分これやね。

で、現代でもボクが求める同じようなswagを作ってる
メーカーはないかと思って探しました。
そしたらありましたがな、イギリスに^^

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『Australian Swag.co.uk 』Wild Canvas Australian Swag Bedroll

この現代版swagは防水の18ozキャンバスを使っているから
これだけでタープもテントもいらんということやね。
コットンやから重いけど結露がない分ナイロン製のビビィよりも可成り快適やろうな。
ボクはこれに山と道さんのU.L.Pad15Lマットを入れて寝てみたい^^

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湖畔でカヌーやる人には最高なんとちゃうかなこのswag。

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いや〜、テントいらないんやったらこの選択もアリやな。
しかも雰囲気最高^^

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フロアはPVC素材でこちら側を地面にロールすれば
内側のキャンバスの汚れも気にならない。

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あと、特記すべきはオプションのフレームを通すことによって
写真のようなドーム型の形状に。
こ、こんなんやったら雨の日こそ使いたくなるやん^^!

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こちらもオプションの革製ベルト。
こんなんで背負いたい。。。

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『Mr Swagman's』BED ROLLS/SWAG BAGS
あと、本場のオーストラリアでも同じようなswagがあるかと思い
探したらありましたがな。
こちらは様々な種類のSwagがあってこっちもなかなか面白いです。

ハンモックもええけどこっちもええな〜。

ほなほな!

『歩けば歩くほど人は若返る』三浦雄一郎さん新刊

お知らせです〜^^
前回の記事でお知らせした三浦雄一郎さんの新刊が発売されました〜。
本の内容は三浦さんの冒険伝記を読みながら登山やダイエットの知識も
身に付けられるという普段の実生活にも役に立つ楽しい本です〜^^


『歩けば歩くほど人は若返る』(小学館 2012.11.14発行)
本の中のイラストを全て描かせて頂きました〜。
表紙の三浦さんの素敵な絵はイラストレーターのうぬまいちろうさんです。
ボク、うぬまさんの描く魚めっちゃ好きです。
やっぱりご本人が釣りをしてはるからやろうな〜。
タコなんか資料だけ見て描けへんようなところがあります。

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今回ボクは、あまり主張し過ぎない程度にシンプルに描きました。
昔のチェコの挿絵っぽい感じに仕上げています。

ご興味がある方は是非々〜!

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アウトドアマンズ養成BOOK.8『夏休みガキ大将虎の巻』(小学館 BE-PAL特別付録)
実はこの号の冊子だけ手に入れそびれてしまい、
表紙を描いたボク自信が持ってませんでした^^;
BE-PAL編集部のHさんにお願いしてわざわざ送ってもらいました♪
この号は絵本的なイメージで描いたので個人的にとても気に入っています。

ほなほな!

PEAKS BOOKS『山岳気象の基礎知識』         OUTDOOR POCKET MANUAL

最近のお仕事のお知らせです〜。


PEAKS BOOK『山岳気象の基礎知識』OUTDOOR POCKET MANUAL
エイ出版社2012.12月10日発売

今回、表紙カバーと中のイラストの全てを描かせて頂きました〜^^;
でもまだ書店には売ってないのかな?エイ出版さん仕事早過ぎるで。

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ボクのブログをいつも見てくれはる皆さんには
この手の本は釈迦に説法やと思うけど。

山の事故は年齢による体力の低下や装備や経験の不足もあるけど
殆どのきっかけとなる要因はこの気象による遭難が圧倒的に多いんとちゃうかな。
今回の『山岳気象の基礎知識』は登山だけでなく
普段のキャンプやアウトドア全般にも役に立つと思います。
ボクも今回のお仕事で再確認できました〜。
これから山を始める人や既にベテランの人にもお薦めです^^

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でも、これ見るとエベレストの登頂ってもう宇宙に行くみたいなもんやな。。。
ここに80歳で挑戦するなんて三浦さんはやっぱしバケモノやで。。。(汗)

ご興味ある方は是非々〜。

ほなほな〜!

HILLEBERG Tarp UL20 Review

皆さんまいどです〜。

前回のモノマガジンの取材で”HILLEBERG Tarp UL20”を
じっくり使わせて頂ける機会がありましたのでその時のボクなりの感想です〜。
前々から一度試してみたかったタープです^^。


Hilleberg Tarp UL20(ヒルバーグ タープ ウルトラライト20)

Material: RipStop nylon (KERLON 1200) with silicon-coating
Dimensions: 4.4 × 4.4 m (Pack size: 225 ×13 × 25cm)
Weight: 1.2 kg


まず張った感想、、、今さらながら張り姿がめっちゃ美しいですわ〜。
どんな張り方をしてもこのタープはかっこええんとちゃうかな。
お洒落キャンパーさんに大人気なのがうなずけるわ。
見ての通り真夏にはあんまり遮光性は無さそうやけど^^;
秋冬にはシェルター的な使い方とかにもってこいやね!

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ボク今回、張り方にこだわりました。
専用のラチェット式のポールもあったんですが、
あえて写真のような自然の木や倒木を使って張りました。

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ボク個人としてはアルミやスチールポールを使った
mossやMSRのアウトフィッターウィング的なオーソドックスな張り方ではなく。
その地形や状況を利用した張り方のほうがこのタープは断然かっこええと思う。
本来はそうゆうタープなんとちゃうかな。

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あと4.5×4.5mのタープがこんなにコンパクトになるのも驚異的。
ULの他にファミリー向きなもう少し生地が厚くて遮光性のあるXPもあるけど
ボク的には軽さとコンパクトさでULがお薦めです〜^^
ヒルバーグの赤はとても上品で森の中でも自然に溶け込むね。

『A&F』 HILLEBERG Tarp UL20

ほなほな!

The TimberWolf Bushcraft Knife Review

皆さんまいどです〜。

今回は以前紹介した”The TimberWolf Bushcraft Knife”のその後の使用した感想です。


The TimberWolf Bushcraft Knife(ティンバーウルフ ブッシュクラフトナイフ)

01 High Carbon 4mm thick Sheffield Steel - razor sharp and easy to maintain - Thicker than many other knives. (Carbon .85% / 1.05%, Manganese 1.00% /1.40%, Tungsten .40% /.60%, Chromium .40% /.60%, Vanadium .15% /.30%)

A 4mm thick and 110mm long Scandi Ground blade etched with the makers mark and the Wolf Paw logo. 230mm overall.
The BushCraft Store

とまあ、カーボンがタングステンがどうのこうのとかいう細かいことは
どうでもええです、ぼくナイフマニアじゃないんで。。。^^;
一通り使った感想としてブッシュクラフトナイフとしてとても優秀なナイフです。
特にキモと言っていいくらいのバトニングの入り込み方が素晴らしい。

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こんな長い薪もこの位置から叩き付けるだけで、、、

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一気にこのくらいスパーンと入り込みます。

試しに撮影スタッフのスタイリストさんにも同じように
このナイフでバトニングしてもらったら初めてとは思えないくらいに
薪を細切りにしてしまうほど^^。
これにグレンスフォシュ・ブルークスのワイルドライフかアウトドアアックス
あれば、キャンプでの薪は殆ど捌けるわ〜。

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バトニングのハードな仕事の後も刃こぼれ無しで
細かい作業をなんなくこなしていきます。

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あとブレードの背は鋭角なのでファイヤースチールととても相性がいいです。
おかげで物凄い量の火花を散らせます。

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火種はLight My Fire TinderSticksと白樺の皮で。
この最強コンビなら誰でも間違いなく火が着きます^^。
慣れるとこれで火を熾したほうが早いです。

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Light My Fire TinderSticks(ライトマイファイヤー・ティンダースティック)
『Pikari OUTDOOR-SHOP』

いわゆるマヤスティックっていうやつです。
ボクも重宝してよう使ってます〜お薦めです。

ほなほな〜!

MSR Fast Stash Tent

皆さんまいどです〜。

ボクが今まで使ったことのあるテントで
とてもボクに合っていたテントがあります。
テントというよりシェルターに近いのかも。


MSR Fast Stash Tent(ファスト スタッシュ テント)
Floor Dimensions: 66 in (1.7 m) x 90 in (2.3 m)
Height: 48 in, 1.2 m
Packaged Size: 20 x 6 in / 51 x 15 cm
Sleeping Capacity: 2 + gear
Packaged Weight: 4 lbs 1 oz / 1843 g
Trail Weight: 2 lbs 14 oz / 1300 g


多分このデザインは『Whelen Lean-To』のシェルターを元にしてはると思う。
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BECKEL CANVAS PRODUCTS WHELEN LEAN-TO (CANVAS)
狩猟やカヌーをやるようになったらボクもこんなのひとつ欲しいな^^


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このFast Stashは設営、撤収がとても早く、
ボクが今まで扱ったテントの中では一番かも。
しかも簡単。

なにより野外との一体感がとても感じられるテント。
もっと自然に近い形でキャンプしてみたいけど、
タープやビビィサックだけで寝るのは雨とか心配やん、
虫とかもちょっとやだなと思う人にはいいかも〜^^。

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この正面の大きなドアのおかげで出入りもかなり楽。
ボクは雨の降る景色をタープの下から眺めるのが好きだ。

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室内も見た目以上に広い。
身長160cmくらいの女の子やったら3人縦に寝れそう。

ただ、特徴でもあるキャノピーのおかげで向かい風にはかなり弱いと思う。
でも、折れても困るような複雑なポール構造もないし、
現地でなんぼでも応用が効くのでなんの問題もないと思う。

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ボク的にはこれでもうワンサイズ大きかったらな〜。

ほなほな〜!

追記:メールで加水分解の質問がありましたので、追記します。

質問者さんの言う通り残念ながら以前のMSRの一部オレンジ系の幕に限って
加水分解によるべた付きの症状がありました。
実際にボクの旧ツインシスターズ(オレンジ)もその症状が現れました。

現在の黄色または緑色の幕はそのような症状は出ないようです。
安心してご購入されて問題ないと思います^^

2012年イタリア国際絵本原画展 石川県七尾美術館

お知らせです〜。

今年も2012年イタリア国際絵本原画展の巡回展が
石川県七尾美術館にて9日から始まります〜。

『2012年イタリア国際絵本原画展 石川県七尾美術館』
http://nanao-art-museum.jp/

場所:〒926-0855 石川県七尾市小丸山台1-1
会期:2012年11月9日(金)~12月16日(日)
休館日:会期中無休
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料:一般800円(700円)、大高生350円(300円)、中学生以下無料 
    ( )は20名以上の団体料金


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今回は、なんと美術館でボクのコーナーを設けて頂けることになりました!!
新作の「ファーストネイチャーブック」のポストカードや絵も展示販売していますので
よかったら皆さん見に来てやって下さいませ〜^^

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あっ!しかもお隣に荒井さんの「あさになったのでまどをあけますよ」の絵本が
置いてあるやないですか!?
なんて縁起がええんやろ〜^^

ほなほな!

Folding Bucksaw

皆さんまいどです〜。

前の記事で自然木のBucksawを作りましたが
今回は組立式のバックソーを作ってみました。

組立キットで「楽しいブッシュクラクフトの工作キット」として
販売したいくらいや〜^^
どこかにええメーカーさんおらへんかな〜。


ネジ以外の余計な金具や造作はせず至ってシンプルに。
おかげでめちゃめちゃ軽いです。

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パーツは4つに分かれています。
鋸の刃は収納も兼ねて柄の間にしまい込む構造です。

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こんな感じに組立てていきます。
10秒もあれば完成。

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紐は色んな種類を試したけど綿の紐が強度と見た目的にも一番よかった^^。
麻紐やとねじるうちに切れたり、ナイロン製のコードとかやと
変な伸びが生じて思ったようにガッチリ組めません。

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これなら直径20cmくらいの木やったら難なく切れるわ^^
これからの焚き火の季節が楽しみやで〜。

ほなほな〜。

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スズキサトル SUZUKI SATORU

Author:スズキサトル SUZUKI SATORU
かれこれ25年以上イラストレーターをしております。ブッシュクラフトを中心としたキャンプスタイルを絵本やイラストとともに提案しております。

『イタリア・ボローニャ
国際絵本原画展』
ノンフィクション部門
2011・2012・2013年度入選

日本理科美術協会会員

お仕事のご依頼、ご意見・ご質問等ございましたらお気軽にどうぞ♪

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